酵素ドリンクや酵素サプリなど、ダイエットのサポート用品として酵素は色々な商品に活用されています。
とは言え、実際は食物酵素を摂取したからといって、体内酵素にそのまま変換されるわけではありません。
では、なぜダイエットに酵素が役立つと言われているのでしょうか?
それは食物酵素が吸収された後の働きを知ると、答えが見えてきます。
酵素が吸収される場所を知ると、酵素ダイエットでの選び方も変わってくるかもしれませんよ!
酵素が吸収される場所1:胃
体内酵素は消化酵素と代謝酵素のそれぞれを補っているため、乱れた栄養バランスや不規則な食生活により消化酵素のバランスが増えてしまえば、ダイエットに欠かせない代謝酵素が減ってしまいます。
また、年齢とともに体内酵素は減少していくため、食べ物に含まれる食物酵素を摂り入れることで体内酵素をサポートしていきます。
ですが、そのまま食物酵素が吸収されて体内酵素になることはありません。
ひとつは事前消化と言って、あらかじめ食べ物の消化を食物酵素が働きかけることで、体内酵素をセーブさせるという考え方。
野菜や果物が傷んで柔らかくなるのは、食物酵素の影響もあるのです。
この事前消化によって体内酵素を節約すれば、結果的に代謝酵素も確保できるためダイエットに有効と考えられています。
酵素が吸収される場所2:腸
そして、腸で酵素が吸収されて、善玉菌のエサとなり腸内環境を整えるという考え方もあります。
食物酵素がエサとなり善玉菌が活性化されれば、腸内フローラも良い状態が保たれ、腸内酵素が酵素を作りだしてくれるのです。
これにより体内の酵素量を増やしていくのも、ダイエットに役立つ代謝酵素を高める方法と言えるでしょう。
胃での消化を手助けする食物酵素の働きも大切ですが、腸にまで酵素を届けて吸収させれば腸内フローラを整えるダイエットアプローチにも有効なのです。
ダイエットでより効率を高めるには?
酵素ダイエットで更に効率を高めるなら、まずは酵素の選び方が大切。
特に、酵素ドリンクや酵素サプリでは、熱に弱いという弱点だけでなく胃酸に負けないタイプを選ぶのが良いでしょう。
これなら、事前消化で体内酵素を節約するだけでなく、腸内細菌の酵素生成のサポートにも役立ってくれます。
また腸内フローラといっても「善玉菌を増やせば良い」というわけではありません。
善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌の3種類がバランス良く保っている状態がベストです。
そのため食物繊維や乳酸菌、ビフィズス菌が配合されたアイテムで腸内環境も同時に整えていうのもおすすめです。
まとめ
直接、食物酵素が体内酵素に変換されることはないものの、その働きを知るときちんとダイエットの役に立つというのがわかりました。
さらに、食物酵素が吸収される場所の違いを知れば、酵素ダイエットのアイテム選びも少し変わってくるのではないでしょうか?
熱に負けず胃酸にも負けず、腸まで届ける食物酵素。
より酵素のパワーを引き出して、ダイエットに取り組みたい人には覚えておきたいポイントと言えるでしょう。
次は、酵素ダイエットはリバウンドしにくい?!についてご紹介します。