体内酵素をサポートする食物酵素で、消化作用や基礎代謝を高めるアプローチをしていけば効率的なダイエットに取り組めます。
そこで、酵素ドリンクや酵素サプリを使った”酵素ダイエット”も大人気。
一時的なブームも落ち着き、今では定番ダイエットのひとつとも言える存在となっています。
ですが、その酵素も活性を失った”死んだ酵素”という事実を知っていましたか?
死んだ酵素が使われる理由と、死活した酵素のダイエット効果について調べてみました。
酵素ダイエットの「目的」
酵素ダイエットは酵素を摂り入れて直接、体重を落とすことはできません。
あくまでも、体内酵素を補って身体の内側から痩せやすく太りにくい体質改善をしながら、体重を落としていく方法です。
代謝酵素のサポートにも役立つため、ダイエットに欠かせない運動の効率を高める意味でも有効と言えるでしょう。
そのため野菜や果物、植物などを原料に作り上げた酵素アイテムが注目を集めたのです。
中でも、毎日の食事の1~2食を置き換えてカロリー調整も同時にしていく酵素ダイエットは、よりスピード感のあるダイエットに取り組むこともできます。
死んだ酵素が使われる理由と効果
食物酵素を摂取しても、それが変換されて直接「消化酵素」や「代謝酵素」に切り替わることはありません。
あくまでも、体内酵素の維持や生成をサポートしてくれる成分です。
ですが、この食物酵素は熱に弱いという特徴があり、48度の熱で死滅してしまいます。
もちろん、より効果的に食物酵素を摂り入れたいなら”生きた酵素”が良いはず。
とは言え、酵素ドリンクや酵素サプリでは、製造過程で加熱処理をする必要があるのです!
例えば、食品衛生法では「清涼飲料水」に該当する酵素ドリンクは、pH値によって温度の違いはあれど加熱処理が必須で少なくとも65度以上の加熱をしなければいけません。
活性を失った”死んだ酵素”も体内酵素のエサとなってくれますが、生きた酵素がもつ効果を発揮できないので、より効率よく酵素を補給するなら”生きた酵素”の摂取が重要です。
生きた酵素を摂り入れるには?
では、生きた酵素を摂取するには…確実な方法と言えば自炊で用意するのが一番でしょう。
レタスやきゅうり、人参、大根といった野菜類、パイナップルやパパイヤ、バナナといった果物、そして納豆や漬物、みそ、麹といった発酵食品たち。
もしかしたら、すでに苦手な食べ物が含まれているかもしれませんが、さらにこれを48度以下で加熱処理せず大量に食べるとなると…好き嫌いがない人でも大変です。
そこで、加熱処理されていない酵素アイテムを探すのも良いアイデアのひとつ。
時間をかけてゆっくりと水分蒸発させていく非加熱製法など独自開発して、生きた酵素にこだわった製品を作っているメーカーもあります。
ただし、加熱処理に比べたら当然、人件費などコストもかかるため販売値段も高くなってしまいます。
まとめ
「死んだ酵素」は全く意味が無いとは言い切れないものの、より食物酵素のパワーを引き出したいなら生きた酵素を摂取するのがおすすめです。
中には、広告を使った宣伝活動をしないで経費を抑えたり、店舗をもたずネット通販だけの取り扱いをして、高品質な酵素アイテムを低価格で提供する企業も少なからず存在しています。
人気や値段、口コミ評価だけでなく「生きた酵素」に注目して酵素ダイエットに取り組ものも、大切かもしれませんね。
次は、酵素が吸収される場所とその後の働きについてご紹介します。