「酵素」がもたらすダイエット効果とは？

今では、酵素ドリンクに酵素サプリといった、
酵素系のダイエット用品も色々な商品が販売されています。

一昔前は、洗濯洗剤のCMで“酵素のパワー”なんて言われていましたが、
それは酵素がもつタンパク質や脂質の分解作用を活用したものです（懐）

実は、この分解する酵素の力は、私たちの身体の中にも存在しています。

そこで酵素の働きを調べてみるとダイエットに役立つ効果だけでなく、
気をつけたい注意点も見えてきました。

私たちの身体にある体内酵素は、食べ物を分解する「消化酵素」と、
その分解した栄養素をエネルギーに変える「代謝酵素」の2つを指します。

それぞれ2種類の酵素があるのではなく、大きな体内酵素という1個バケツから、
消化酵素と代謝酵素に使われていくイメージ。

脂っこい食べ物やジャンクフードといった乱れた食生活で、
消化酵素が大量に使われれば、代謝酵素に使える量は減ってしまいます。

逆に、病気と戦うため代謝酵素が大量に使われると、消化酵素の分が減ってしまうため
「風邪をひいて食欲がない」といった症状が出てきます。

また、残念ながら消化と代謝のバランス以外に、加齢による体内酵素の減少というのもあります。

それは、生涯かけて体内酵素が作られる量は決まっていて、
個人差はあるものの10代20代をピークに生成する機能が衰えていくため。

「歳を取ったら脂っこいものが苦手になってきた…」
「嫌いだったサッパリ系が、美味しく感じる！」

といったことも、体内酵素の減少により消化機能が衰えたせいかもしれませんね。

そこで、体内酵素を補う方法として「食物酵素」があります。
直接、体内酵素として機能することはありませんが、
エサとなり体内酵素をサポートしてくれるもの。
これが、ダイエットに役立つ効果を発揮してくれるとして、大きな注目を集めました。

食物酵素で補う方法には、新鮮な野菜や果物、植物、または発酵食品を食べるのが一般的。
これにより体内酵素を作り出すサポートをしていけば、
消化酵素に使われても代謝酵素を確保できます。

そして、代謝酵素の作用が十分に発揮できれば、基礎代謝を高めるのに加え、筋肉の衰えを防ぐのにも期待ができるのです！

代謝酵素を高めることは、基礎代謝の向上だけでなく運動効率も良くしてくれる。

いずれも消費カロリーを増やすのに有効なので、それがダイエットに酵素がおすすめされる理由と言えるでしょう。

酵素の効果とは、消化や代謝として私たちの身体に作用していきますが、加齢や食生活の乱れにより不足しがち。
そのため食物酵素で体内酵素を補うことは、効率良く体重を落としていく消費カロリーの増加に役立ってくれます。

老化による機能の衰えは誰もが避けては通れない話なので、ぜひ
「酵素を補う」という意識をもってダイエットに活用していくのが良いでしょう。

ただし、酵素の働きを知ると分かる通り「飲んで痩せる」という効果はないので、注意してくださいね。

次は、酵素ダイエットで使われる「死んだ酵素」についてご紹介します。